雇用関連

韓国の従業員給与は年俸制

求人にも「月収」ではなく「年俸」が表示される

韓国では一般的に「年俸制」が導入されています。
新入社員:3500万~4000万ウォン/年
このように求人に表示されます。

日本の年収水準を上回っているとも言える

大手企業レベルでのデータにはなりますが、平均年俸は最小でも1憶500万ウォンか(円換算:1150万円/年)最高でSKスクエアーの2億1400万ウォン(円換算:2350万円/年)となっており、既に日本の大手企業の平均年収をかなり上回っています。もちろん中小企業レベルになると50%近く年俸は下がりますが、韓国は全体的に、我が国よりも年収が高い傾向にあります。

雇用保険や国民年金について

韓国では社会保険や国民年金のようなものを「4大保険(4대보험サデポホム)」と言います。正社員になった段階で全ての加入が義務付けられます。韓国で法人を設立する際は以下の内容をしっかりとご確認ください。

韓国の4大保険は以下の通りです。

  1. 国民年金(국민연금)
    韓国の国民年金は、雇用労働部が管理する社会保障制度で、国民の老後生活を保障し、老齢者の生活安定を支援するために設けられた制度です。すべての労働者がこれに加入し、月額で一定の金額を納付し、老後に年金を受給することができます。
  2. 国民健康保険(국민건강보험)
    国民健康保険は、大韓民国の医療保険制度で、すべての労働者とその家族が加入しなければならない義務的な保険です。加入者は月額保険料を支払い、医療サービスを受けることができます。保険金は病気や事故による医療費を保障します。
  3. 雇用保険(고용보험)
    雇用保険は、大韓民国の雇用労働部が管理する雇用安定のための社会保障制度で、労働者に失業、病気、出産などによる所得損失を補償します。労働者と事業主が月額保険料を支払い加入し、労働者が失業した場合に一定期間失業手当を受給することができます。
  4. 労災保険(산재보험)
    産業災害補償保険は、大韓民国の労働部が管理する制度で、産業災害によって損害を受けた労働者に補償を提供します。事業主は労働者を産災保険に加入させ、産業災害が発生した場合に医療費や障害給付などを支給します。
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