習慣の違い

韓国での開業と賃貸契約

開業時のオフィスや店舗の賃貸契約の違い

日本との違い 説明
専貰(チョンセ)契約 家賃の一括払い。契約期間終了時に全額を戻してもらう契約
月貰(ウォルセ)契約 月々の家賃を支払う契約形態。
権利金の概念 賃貸物件の利用権を得るための一時的な金銭的負担。
営業権利金(パダク権利金)や施設権利金などが含まれる。
仲介手数料の支払い 不動産仲介業者へ支払う手数料。家賃とは別に発生する。
契約条件の複雑さ 契約内容が詳細で複雑なことがある。専貰契約や特約などが含まれる。

家賃保証金は高いが全て返金される

韓国でも、通常「不動産仲介会社」を通じて賃貸契約を行いますが、「保証会社」という概念ほとんど存在しません。このため、オーナーは入居者からの家賃未払いや修繕費用などのリスクもある事から、日本と比較して高額な敷金(ウォルセ保証金)を入居者から預かることがほとんどです。通常、この敷金は約6ヶ月~1年分の保証金に相当しますが、退去時によほどの問題がなければ全て返金されます。

通常のアパートやマンションでの比較

ソウルでは、物価の上昇や政府政策の影響により、年々、オフィステルやビラと呼ばれる賃貸物件の保証金と家賃が値上がりしており、日本で7-10万円程度のアパートで入居時に必要なウォルセ保証金(日本の敷金にあたるもの)はおよそ50-70万円、月額10万円以上のオフィステル(ワンルームマンション系)においては100-150万円の保証金が契約時に必要になります。もちろん退去時によほどの問題がなければ全て返金されます。

関連記事

TOP